お父さん、お母さんにとって、大切なイベントってなんでしょうか?
いろいろあるとは思いますが、自分たちの子どもの結婚式に出席すること。これは、とても大切なイベントですよね。でも、もし、その結婚式に出席できなかったらどうでしょう? きっと、ずっと後悔することになるでしょう。。
1. 日本へ入国するための条件
日本へ来る目的が、結婚式に出席するといったような、家族にとっての大切なイベントのためだとしても、国によっては、日本へ来る前に、自分の国で、ビザをとらないといけません。理由は関係ないのです。
ビザのほかにも、日本へ入国するには条件があります。たとえば:
- 有効なパスポート(国が、正式に発行したもの、有効期限がきれてないもの)
- 日本へ来る目的にウソがないこと(たとえば、『観光目的です』と言っているのに、お金をまったく持ってなかったらおかしいです)、またその目的が在留資格のどれか1つと合っていること
- 申請している日本での在留期間が法律の範囲内になっている
- 日本に着いて、上陸申請するとき、指紋・写真などの個人情報を提供すること
- 下記のような、日本に入国できない事柄(上陸拒否事由)に当てはまらないこと
・新型インフルエンザなど感染症の疑いがある
・日本・日本以外の国で1年以上、刑務所に入るような刑罰を受けたことがある(執行猶予でも同じことです)
・麻薬・覚せい剤(ドラッグ)などに関する法律に違反し処罰されたことがある
・日本から退去を強制された人で、その日から5年たっていない(2回以上、退去強制された人は10年)
・出国命令を受けて出国した人で、その日から1年たっていない
・売春に直接関係ある仕事をしていた
* これらは主なもので、他にも上陸拒否事由はあります。
このように、ビザ以外にも、日本に入国するには、いろいろな条件があります。上に書いてあるような必要条件を満たさない場合は、有効なビザをとっていても、日本へ入国することを拒否されるでしょう。もし、入国するための条件を満たしていれば、”上陸許可”のスタンプがパスポートに押されて、日本に入国できます。このスタンプで、在留資格のタイプ、日本に滞在できる期間がわかります。もし、観光や親族訪問なら”短期滞在”のスタンプが押されます。
2. 観光・短期滞在ビザがいらない人は?
現在、68の国と地域が、短期滞在で日本に来るときには、ビザをとらなくてもいい、ということになっています。(2020年4月の時点で)どのくらい滞在できるかは、上陸許可のスタンプが押されるときに決まります。ブルネイ、インドネシア、タイは15日間、アラブ首長国連邦は30日間、その他の国は最長で90日まで滞在が許可されます。短期滞在ビザの目的は、観光・商用・商談・知人訪問などで、お金をもらって働くようなことは、このビザでは許されていません。
もし、あなたの国が、これら68の国と地域に入ってなかったら、日本に短期滞在の目的でくるときは、ビザを取らないといけません。
3. どこで、どうやって短期滞在ビザを申請するの?
基本的に、ビザの申請は、日本に来る前に、自分の国でやります。(どんなタイプのビザもそうです。)ビザの申請書と一緒に提出する書類は、申請する人の国籍と、日本に来る目的によって、いろいろと変わります。
ここでは、ネパール人の家族の話をみてみましょう。
ネパールから日本へ来た女性が、日本人男性と結婚することになりました。ふたりは、大学で知り合いました。ネパールは、短期滞在のビザが必要な国なので、ネパール人女性の両親(お父さんとお母さん)が、日本で行われる娘の結婚式に出席するためには、ビザの申請が必要です。
この場合、両親の、日本へ来る目的が、娘の結婚式に出席することで、これはウソではない、本当である、ということを、ちゃんと証明できるかどうかが、重要になってきます。今回は、このネパール人家族の話を例に、短期滞在ビザをとるための流れを説明していきます。
3-1 : ビザを申請する人が準備する書類:
ネパールにいる両親は、以下の2つのことを証明しないといけません。
- この結婚するネパール人女性が、自分たちの娘であるということ
- 日本を訪れるための お金があること
このことを証明するのに、下記の書類が必要です:
- 娘の出生証明書(娘の生年月日、生まれた場所、両親の名前が書かれていること、また、公的機関から発行してもらったということが書かれていること)
- 公的機関が発行する所得証明書、または、預金残高証明書
- パスポート
- 飛行機のチケットの予約確認書
- ビザの申請書
これらの書類以外のものを提出するように、言われることもあります。あとから困らないように、日本大使館・領事館に、他に必要なものがないか、さきに確認をしてください。
* 書類・証明書など、新しいものを準備してください。(発行後、3ヵ月以内のもの)
これらの書類が準備できたら、コピーを取っておいてください。(日本大使館・領事館から、質問の電話があるかもしれないので)
3-2 : 招待する人が準備する書類:
これから日本で結婚する、ネパール人女性と日本人男性は、本当に結婚式が行われるということを証明しないといけません。
このことを証明するのに、下記の書類が必要です:
- 招へい理由書と申請人名簿(ビザを申請する人が2人以上のとき、名簿が必要です)
- 滞在予定表(ここに結婚式が行われる日を書くこと)
- 戸籍謄本(招待する人が日本人のとき必要です)
もし、日本人男性がネパール人女性の両親の旅行のお金を支払う場合は、下記の書類が必要です:
- 身元保証書(日本人男性が身元保証人になります)
- 日本人男性の住民票(家族全員の続柄が記載されているもの)
- 下記のうち、どれか1つ(日本人男性のもの)- 総所得がわかるもの
● 納税証明書/課税証明書(市区町村役場で)
● 預金残高証明書
● 確定申告書控のコピー(税務署受理印のあるもの)
● 所得証明書
* 書類・証明書など、新しいものを準備してください。(発行後、3ヵ月以内のもの)
これらの書類をすべて準備したら、ビザを申請する、ネパールの両親へ送ります。招待するほうにも、日本大使館・領事館から、質問の電話があるかもしれないので、書類を送る前に、コピーを取っておきましょう。
3-3 : ビザを申請する
書類がすべてそろったら、ネパールの両親は、自分たちの住んでいるエリアを管轄する日本大使館・領事館へ行って、ビザの申請をします。
* 提出した書類はパスポート以外、戻ってきません。
だいたい、書類をチェックするのに1~2週間くらいかかります。もし、何も問題がなければ、日本大使館・領事館から連絡があります。パスポートに、ビザが張られて、戻ってきます。
書類を準備するのは、たいへんですが、ちゃんと必要なものを集めて、申請書と一緒に提出すれば、問題なくできますから、大丈夫です。
Visa Navi Japanが できること
ここまで、ネパール人の家族の話を例に、短期滞在ビザをとるための流れについて説明してきました。これで、短期滞在ビザの申請を、自分たちですることができると思います。
でも:
- 自分で書類を準備する時間がない
- 自分で書類を準備したいけど、準備した書類のチェックをしてほしい
こんな時は、Visa Navi Japanにおまかせください。お客さまの希望するサービスを提供します。
Visa Navi Japanで、お客さまが、準備した書類のチェックをすることもできますし、招待する人が準備しなければいけない書類を代わりに作成することもできます。もちろん、海外にいる、ビザを申請する人が、どんな書類を準備しなければいけないか、ということも説明します。
* Visa Navi Japanはビザの申請をすることはできません。ビザを申請する人が、自分の国で申請しないといけません。
お問い合わせ
もし、観光ビザ・短期滞在ビザについて、くわしく知りたい、また書類の準備してほしいという方、お問い合わせページのフォームを使って、なんでも相談してください。
Visa Navi Japan
広島県 広島市 中区
営業 時間: 9:00 – 19:00 月曜日はお休みです
料金について
Visa Navi Japanでの料金について、くわしく知りたい方は、料金についてのページを見てください。