日本で働く
もし、外国人が、日本へ来て、日本で働こうとしたら、何が必要でしょうか?
外国人が日本で働くには、就労ビザが必要です。この就労ビザの申請を考えるときに、大事なことが2つあります。
1つめは、あなたのやりたい仕事は、どの就労ビザのタイプに当てはまるのか、ということ。2つめは、これまでの仕事の経験年数、もしくは、持っている資格が、ビザを申請できるレベルにあるか、ということ。大学を卒業していることが条件のものもあれば、経験が必要なものもあります。1つめと2つめの条件を満たしていれば、最初のステップはクリアです。次のステップは、これがとても難しいのですが、海外に住んでいる外国人を雇い、かつ、就労ビザをとるために、スポンサーになってくれる会社を探すことです。
日本の就労ビザのしくみ
2019年だけで、3100万人の人が日本へやってきました。(再入国も含めて)中でも多い就労ビザのタイプは、技能実習の1号ロ、興行、技術・人文知識・国際業務で、それぞれ167405人、45486人、43880人となっています。
もし、あなたが英会話スクールの先生として、雇われたなら、「人文知識・国際業務」というタイプの就労ビザで、英語の先生として働くことができます。
もし、あなたがシステムエンジニアとして、設計会社に雇われたなら、「技術」というタイプの就労ビザで、システムエンジニアとして働くことができます。
もし、あなたが中華料理のシェフとして、雇われたなら、「技能」というタイプの就労ビザで、中華料理のシェフとして働くことができます。
これが、日本の就労ビザのしくみです。就労ビザのタイプは17あり、その中から、あなたの仕事にあったものが1つ与えられます。この与えられた就労ビザの範囲内での、仕事をすることが許可されるのです。就労ビザがあるからといって、本来の仕事とは関係のない仕事をしていると、罰をうけます。
* 就職先が決まっていないのに、就労ビザの取得はできません。また、Visa Navi Japanでは、就労先の紹介・あっせんはしていません。